3月くらいから仕事やプライベートでいろんなところへ行っていろんな人と会って、心境が晴れやかになってきているのを感じる。それは良いことなんだけど、晴れやかさを感じるいうことは、それまでは雲っていたんだなって、その自覚が無く過ごしていたんだなってことに気がついた。それはいつからなんだろうなって考えて、もしかしてこの3年？？って疑った。多分そうだ。
ここ3年の特異な状況下でも心穏やかに過ごしていたつもりが実はしっかり悪影響を受けていて、それに振り回されないように感情をコントロールして(麻痺させて)やり過ごしていただけなんだろうなって今更思う。
最近友人と過ごす時間や新たに知り合った人と話す機会が増えたことによって気がついたことや思いついたことがたくさんあって、ここ3年で失ったものや得られなかったもの、取り戻しつつある誰かと過ごす時間や会話でしか気付けないこと、新しい出会いがもたらす期待感、それらがとても尊いものだと感じている。
無闇に人と関わって嫌な思いをしたくなくて、人付き合いでは結構な距離をとって自分の心を健やかに保ちたいって姿勢で生きてきたので(できる限りわがままで自分勝手でいたいだけ)、ここ3年の物理的に人との距離を空けさせられた状況は自分の生き方にむしろ好都合とすら思っていたんだけど、そんな風に思っていたからこそ新しい距離では得られないものの重要さにも気がつかなかった。人との距離が自然と縮まってきた最近になって、しばらく得られていなかった充実さを感じて、人と対面で関わることでしか得られない大切なものがあると思い知らされた。
そう思ったらむしろ3年前よりも人付き合いへの抵抗がなくなってきて、本当はそうあるべき(そうなりたい)と思ってはいたから、雲がなくなって晴れやかな気持ちになれたんだろうなって思った。これから、いろんな人に会っていろんな話をしたり聞きたい。こんな気持ちになったのは3年ぶりどころじゃないかもしれない。
